今週のお題「節分」
気がつくと、もう2月。2013年も12分の1が過ぎたことになります。月日が過ぎるのは早いですね。
「昨日といひ今日と暮らして明日香川流れてはやき月日なりけり (春道列樹)」
これは、古今和歌集に収録されている冬の和歌です。大昔の人も、今の私のように月日の早さに驚き、焦っていたのかもしれないと思うと、少し嬉しいです。
さて、今日の本題「節分」
「節分(せつぶん、または、せちぶん)は、各季節の始まりの日(立春・立夏・立秋・立冬)の前日のこと。節分とは「季節を分ける」ことをも意味している。江戸時代以降は特に立春(毎年2月4日ごろ)の前日を指す場合が多い。」
以上wikipediaより引用
とのことで、ただ豆をまき、恵方巻きを頬張る日ではないようです。それにしても、私が気付かないうちに春がもうすぐこそまで来ているようですね。明後日が立春の前日ですから、本当に後ろを向けば「春」と言えますね。
私自身、このような行事は好きです。季節を感じ、日本人でいられる日ですから。でも、最近の商売合戦には圧倒されるばかりです。昔の人のように、自然で季節を感じられたら、どんなに素晴らしいだろうと思うのですが、今は近所のコンビニやスーパーのレイアウトで季節を感じています。節分やクリマスにも言えることで、本来の行事の意味を失っているものもありますし、少し残念です。まぁ、各企業の新商品を見ることは楽しいので、これはこれでありなのかなと思ったり。
「節分 和歌」で検索してみると、こんなものを見つけました。
「家ごとに
家々から追い払われた鬼どもはどこに群れ集まっているのかと戯れた歌。
親が鬼の面をかぶり、子に追われるといった現代の家庭風景は、私が子供だった昭和三十~四十年代の東京山の手では見られなかったもので、おそらくごく最近の風潮ではないだろうか。しかし、そもそもの起源を尋ねれば、やはり朝廷の行事に遠く遡ることができるのである。
以上http://www.asahi-net.or.jp/~sg2h-ymst/yamatouta/saijiki/tuina.htmlより引用
上の歌を読むと、やたら大根役者だった父の鬼の姿を思い出しました。明後日の節分、さて、どんな風に過ごそうか。今からわくわくします。
編集後記
年齢の数だけ豆を食べるとよく聞きますが、そんな約束なんて、守れたためしがありません。私、豆大好きですから、我慢なんてできません!