雑記帳

沖縄と民俗と言葉と本と

マリーアントワネット物語展(沖縄)に行ってきた

 

 

 

 

 

 

それは一昨日の話。

前々から気になっていた「マリーアントワネット 物語展」に行ってきた。

 

 このような特別展は、なかなか沖縄まで回ってきてくれないので、いつも不満に思っていたのだが、今回は違う。

マリー・アントワネット物語展」は名古屋からスタートし、東京や大阪のような都市を回っていない不思議な特別展のようだ。

 

 中学生一人で400円。嬉しい価格に財布が寒くなっていた私も、思わず頬がほころぶ。

 

 私は土曜日の11時頃に行ったのだが、案外すんなり入れました。週末なので混んでいることを予想していたが、むしろ空いていた。

 一つうっかりしていたのが、「ドレスコート特典」と「ぬりえ割引」をすっかり忘れていたこと。ドレスコート特典とは、来場時にリボンを身に着けていれば可愛い缶バッチが貰えるらしい。私も欲しかった。

 

 また、ぬりえ割引とは県内の小中学生に配布されたマリー・アントワネットのぬりえをやってくると、割引されるという仕組み。これもすっかり忘れていた。会場にあったぬりえはみんな小学生のもの。私もやれば良かった。美術部の意地を見せつけたかった。もちろん割引もしてもらいたかったと、今さら後悔。

 

  博物館や美術館に行くときは、このような割引特典をしっかり確認すべきだと学んだ。次こそは!と意気込む私だけれども、そういえばマックの割引を一度も使ったことが無かったなと思い出した。いつもこうやって、後悔はするけれど、やっぱり面倒臭いんだよな。

 

さて、本題の展示の話。

 公式サイトにも詳しい説明はあるのだが、この物語展はマリー・アントワネットの人生を追っている。

 

 

 まず、プロローグとして少女だったマリー・アントワネットの肖像画が展示されている。彼女はなんと14歳のときにフランスへと嫁いだのだとか。肖像画のまだ幼さが残る少女が、一人フランスへ行くだなんて、私には想像できなかった。私は今15歳。フランスへ行った時のマリーとたいして変わらない。きっと、心細かっただろう。

 フランスへ渡ったマリーは、民衆の大歓迎を受ける。宮殿の絵もたくさんあったのだが、これまた豪華。フランスでこんな歓迎を受け続けてしまったのだから、マリーが勘違いしてしまうのも無理が無いと思うほどだった。

 

 第一章は彼女の最も輝いていた日々がまとめられていた。

はじめてのパリの公式訪問では「ここには妃殿下に恋する20万の人びとがいます」と側近にささやかれるほど、フランス国民はマリーの美しさに熱狂していた。またそこにも肖像画や象もあったのだが、私にはいまいち美しさが理解できない。(ケツアゴだし)

 

 

 私が一番気に入った絵は<王妃マリー・アントワネットと子どもたち>

とても幸せそうで、マリーにようやく訪れた幸せを祝わずにはいられない。しかし、長女、マリー・テレーズの笑顔はこれから彼女を待ち受ける困難の数々を思うと、胸が痛くなるばかりだ。

 

 第2章では「彼女の愛した美」と称し、香水入れや懐中時計が展示されていた。もちろんレプリカで、正直興味をそそられなかった。因みにこのコーナーは写真撮影可ということで、なんだかんだ言いつつもたくさん写真を撮った。

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 引き裾の宮廷衣装。私が勝手に思い描いていた「舞踏会の衣装」とぴったりイメージがあった。

 

 

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羊飼いのドレス。写真では伝わりにくいが、とてもかわいい。実際、マリーのお気に入りだったようだ。

 

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 シェミーズドレス。これもすごく可愛らしいのだが、賛否を生んだよう。

 

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 イギリス風ドレス。思わず少女心がくすぐられ、着てみたいと思う。

 

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 ごめんなさい。このドレスの生地、私の祖父母の家のカーテン生地にそっくり。歴史を感じる前に、笑ってしまった。

 

 

 写真を撮り忘れてしまったが、そのほかにも「盛り髪」のかつら(?)の展示もあった。このかつら、すごいことに試着OK。私もかぶりたかったのだが、そこは独り身。そんな雰囲気でもなかったので諦めた。でも、振り返ってみると後悔が残る。かぶりたかった。きっと、すごいんだろうな。

 

 ドレスの数々をみて思うのが、海外品の多さ。自国フランスのドレスが少ない。世界中のトレンドをいち早く取り入れるところが、マリーらしいが、王妃としてはどうだかな。また、オーダーメイドドレスは年間10億もののお金がかかったのだとか。おいおい、財政は大丈夫なのか?

 

 プロローグからここまで見て、私は一度もマリーを美しいとは思えなかった。彼女の美意識には感服せずはいられないが、それでもフランス中が熱狂する意味が分からない。ケツアゴだし。

 

 最終章にあたる第3章は「はかなく散った永遠の王妃」として、かの有名な首飾り事件、さらには処刑の記録まで展示されていた。

 

 

 あの首飾り、バカに華やかだった。私が思うに、おしゃれも程々が大切だよ。あそこまで宝石を散りばめると、むしろ美しさが感じられない。宝石の輝きの価値が低くなってしまう。

 

 処刑に向かうマリー・アントワネットの絵が最期に展示されていたのだが、とても凛々しく、美しかった。王妃の気品も感じた。

 

 

 なれないレポートも一旦ここで終わることにする。

感想はまた明日。

つづきます。

 

 

 編集後記

出来損ないのレポートとなってしまったので、明日こそはしっかり感想を書く!