雑記帳

沖縄と民俗と言葉と本と

一年間の読書記録

 

 

 

 そろそろ私は卒業。学校図書の貸出も2月いっぱいで終了しました。

今年、学校図書で借りた本は140冊。

私物の本や、祖父母の家、更には市立図書館と、今年の私はいたるところで本を借りて読んだので、実際には170冊くらいは読んだはずです。

 

 さて、170冊も読んだとなると、気になるのが「読書記録」

昨年はしっかり読書日記をつけたり、読書メーターにも登録していたのですが、いつの間にかやらなくなっていました。そのことが、今になってはすごくもったいない。たくさんの本を読んだのに、読書記録を付けないままだと本の記憶もあやふやのままです。

 

 そこで、学校司書に頼み込んで一年分の読書記録を出してもらいました。ダメ元で頼んでみたことでしたが、ラッキー!

 

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 これが一枚目。

 

 

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 長いです。

 

 

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  ただ、本の題名だけが並んでいても仕方がないので、右に評価と一言感想を添えてみました。

 

 また、読書記録は全てほぼ日手帳に貼り付けました。ほぼ日手帳に貼ってしまうと、また太ってしまうことも危惧しましたが、記録として残しやすい方法なのかなと思い、決断しました。もちろん、かさ増しのかさ増しとなってしまいましたが、思ったより綺麗に保存できたので満足です。

 

 

 改めて一年分の読書記録を見て思うことをまとめてみます。

 

 まず、一年間で本の好みが変わりました。

 4月の頃は、乙一さんや瀬尾まいこさん、森絵都さんの作品をよく読んでいたのですが、5月には村上龍さんの『希望の国のエクソダス』にハマりました。(何回も繰り返し読んだことを覚えています)また、この頃からぽつりぽつりと『枕草子』や『世界名作集』が入ってきているのが面白いです。

 

 一番の変化は夏休み後。『右翼と左翼どうちがう?』や『差別をしよう!』『民族の壁どついたる!』といった小説以外の本も読むようになっています。特に9月、10月は社会的な本ばかり読んでいます。夏休みに何があったのでしょうか?つい、自分自身の変化にアタマを悩ませてみました。

 

 私の身にあった変化。その原因は多分、夏休みに書きまくった作文にあります。時間がたくさんあったことと、書くことが好きだったことが功を奏して、私はこの夏休みにたくさんの作文を書きました。原稿用紙に換算すると、50~60枚は軽くいっていると思います。それらの作文は、一応夏休みの宿題でもあり、テーマは社会的なものが多く、何も知らずに書いていた私は苦戦しました。書いていく過程で、自分がいかに何の知識も持っていないかと思い知らされたのです。また、社会的うんぬんは置いといても、やはり書くことで自分と向き合い、気付かぬうちに内面の変化があったのかもしれません。

 

 冬頃になってくると、私の読書記録は春頃と全く変わったものになっています。『哲学入門』や『ヘッセ詩集』『有島武郎』に夢中になっていたのです。そのほかにも『特別授業3・11 君たちはどう生きるか』や『僕はそして僕たちはどう生きるか』などといった本も読んでいることから、思春期しているなとちょっぴりアホらしくも微笑ましくも思いました。

 

 読書記録を付けることは、やっぱりいいですね、とここまで書いてふと思います。本は考えていることに直結しますから、内面の変化がこうやって見るだけでもよく伝わります。私にとっては、通信簿よりも意味のある記録となりそうです。

 

 折角なので、次の機会には今年度読んだ本BESTも書いてみたいです。

 

 

 因みに、ほぼ日手帳に貼った読書記録の裏紙がもったいなかったので、かさ増しページ風と化しました。

 

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 思い切り書けることは、素晴らしい。そう確信したページです。アニメの感想から、学校のことまでいろんなことをたくさん書けました。

 

 編集後記

 

 時間がある時には、今年読んだBEST本についても書きたいです。