雑記帳

沖縄と民俗と言葉と本と

ラオス研修への準備

 

 

 

夏です。

 太陽は眩しく、教室から見えるは雲の峰。振り向けば、夏休みまであと1週間。

 ワクワクします。夏は大好きです。夏休みはもっと好きで、1番好きな学校行事であります。

 

 しかも、今年の夏私は沖縄県の人材育成事業の一環でラオスへ2週間行きます。

春に募集されていた人材育成事業に応募したところ、高校の親身なサポートのおかげもあり、1年生ながら合格できたのです。

 

 集団生活で和を乱すことはないか?

 ホームシックにならないか?

 気候や食べ物が肌に合うか?

 そもそも安全なのか?

 初めての海外で、しかも発展途上国のラオス。不安はたくさんあります。

でも、その半面それを上回るくらいたくさんの期待があることも確かです。

 まず、プログラムが自分の興味の先に近いものだったこと。

 それから、今回の人材育成事業はただの育成事業ではなく、同時にレポーター事業の役割も持っていること。

 幸運なことにその2つのおかげで、私は期待で胸をふくらませています。しかも、一緒にラオスへ行くメンバーの中には小学校からの友達もいるのです!彼女とは中学が別々なので、修学旅行等の思い出もなく残念な思いをしていたので、余計に楽しみが倍増します!

 

 今日書きたかったのは、そのラオス研修への準備について。

はじめに6月中旬ごろと七月の初旬に事前研修が沖縄県浦添市前田にある「JICA沖縄」でありました。

 

 

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 写真はそこのレストランのもの。国際交流センターと名を打っている分、すごく国際的なレストランで楽しかったです。例えば、写真のように名前しか知らないような外国の食べ物が食べられたり、外国人と話ができたり。また写真からも分かるように、宗教やアレルギーの問題で食べ物表示がはっきりされていたこと、ベジタリアン向け料理もあったことなど、細かいところで日常とは切り離されたような発見が有りました。この時も、JICAの研修生として日本に来ているラオスの方に話を聞きながら食べました。ラオスは果物が安くて美味しいみたい。現地では是非ともたらふく食べなくては!(話がずれている……)

 

 この事前研修では、主に国際貢献について学びます。ラオスはどのような国なのか。日本はどのような国際貢献をしているのか。日本人であるからこそ、沖縄人であるからこそできるのことは何であるか等など。

 参加者の中で次々と思うことが出てきたなか、その思いを現地での研修につなげてみろ、考えてみろといった感じに投げられます。うん、うまい。本当にうまく興味が国際的につながりました。

 詳しく書くと、こんなことをしました。

  1.  まず一枚の写真を3等分した紙が各班に配られます。
  2. そこから、切れている分の画像を班員で考えます。

 私たちの班に配られたのは、西アフリカのどこかの写真。大人や子供が並んでいて、太鼓を持っている人もいました。そこで、私達の出した結論は「お祭り」

 3.他班の前で、班の意見を発表します。

 4.答え合わせとして元の画像が配られます。

 

 画像が無いので説明しづらいのですが、私たちの結論も他班も全くのハズレでした。それは、アフリカであることだけで勝手なイメージを持って「儀式」や「戦争」を思ってしまうからだということ。確かにそうです。発展途上国のニュースが日本まで届くときは、大概悪いニュースしかありません。私のイメージだって、アフリカ・アジアは半端なものです。

 JICAの職員が語りました。「ベトナムというと、普通はベトナム戦争を思う。イスラムというとテロを思う。そんな価値観は研修時になくしてほしい。」と。また、「研修後、友達に派遣国のことを聞かれたらどうやって答える?少なくとも、食べ物が美味しかったとか観光地が良かったとか一言で語れる研修にはしたくない」とも。

 

 私は、県費でラオスに行きます。そうでなくとも、応募者がたくさんいた中で選ばれました。母はラオスが発展途上国であることに難色を示していましたが、最終的には賛成してくれました。今回のラオス行きは私だけのものでは無いでしょう。私もJICAの人が行ったように一言で語れる研修にはしたくありません。レポーター研修でもあるのだから、たくさん書いてやっぱりたくさん考えたいと思っています。その一つとしてこのブログに出発前の準備について書くことにしました。

 長くなりそうなので、準備についてはここで一旦切りますが、私自身ここに書くことで研修までの頭の整理となりそうです。

 

 編集後記

 現地では県のホームページでレポートを更新する予定です。