雑記帳

沖縄と民俗と言葉と本と

ラオス研修9日目 沖縄イゲトー

 

ラオス研修9日目 沖縄イゲトー2013.08.01

 

 

 レポートがだんだんたまってきている大城です。学んだことを言葉にする、そのことに苦戦を強いられています。今は難しくとも、日本に帰ったらレポートには写真を添えて読みやすくしたいと思います。


 

 この日は今まで見てきたNGOODAとは少し違う、民間企業の国際協力について勉強しました。そこで、見学したのが「沖縄イゲトー」です。実はイゲトーさん、私の地元の会社なのです。ですから、とても親しみやすかったです。

 沖縄イゲトーはここラオスに工場を持っています。自然豊かなラオスで家具を作りながら、日本(特に沖縄)に輸出している会社です。そこで、これは「仕事を与える」という国際協力であると思いました。(ラオス側から見たら、労働力を与えるという国際協力にもみえるからまたおもしろい)この協力は、どちらにも利益がありますから、ODAとはまた違った感じで展開が予想されるそうです。

 

f:id:kinokonoko11:20130730100034j:plain

 沖縄イゲトーは現地にできるだけお金を落とすため、伐採から組み立てまでラオスで行っています。たとえ、郵送費が高くなってもです。そのことにはじめは感心した私でしたが、次第に分からなくなってきました。なぜなら、郵送費が高くついても利益を取れるほど、この国の人件費は安いということですから。木を加工する工場には危険が付きまといます。また、シンナーの臭いがキツイ場所など労働環境の悪さが伺えました。


 沖縄イゲトーさんが悪いとは思いません。ただ、労働条件の設備は国の仕事なのだから、こうなってしまうと悲しいと感じただけです。


 IV-JAPANのときも話しになった人件費の話。ホテル近くのコンビニを見ても、物価は確かに安いです。でも、そこまでの差はありません。お菓子になると、日本と同じ値段のものも見かけます。なら、何が物価を安くしているのでしょうか?それはきっと人件費でしょう。ネイルの値段が日本ではありえない価格であるで見えたその安さ。これは、途上国の証拠なのでしょうか。

 日本でもユニクロなど、人件費の安い海外に工場を持つ企業がたくさんあります。そしてそれらは、格安商品として人気もあります。これから、格安商品について考えたとき私は複雑な面持ちになりそうです。


 最後に、沖縄イゲトーのおじさんはパワーで海外進出しただけあって、パワフルでハングリー精神の強いお方でした。

 

 

f:id:kinokonoko11:20130730112412j:plain