雑記帳

沖縄と民俗と言葉と本と

ラオス研修12日目 フェアウェルパーティー2013.08.22

ラオス研修12日目 フェアウェルパーティー2013.08.22

 

 レポート更新が大変遅くなってしまいました。すみません。

 ラオス研修12日目は、関係者を招待してのフェアウェルパーティーがありました。このパーティーが終われば、すぐにラオスを飛び立ってしまう。そんな風に連絡を受けていたので、私の心ははやくも感傷気味。言い換えると、それほどラオスの魅力にとりつかれていたということでしょう。

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 フェアウェルパーティーはラオス料理のレストランで行いました。出席頂いたのは、ラオス大学の日本語学部の皆さんにjocaの方々。それからシニアボランティアの久貝さん、jica事務所の方を始めとする研修中お世話になった人たちが来てくれました。なんと、嬉しい事でしょう。私はこの研修でたくさんのことを感じました。そこから日々考えて、大切なものを学べた気がします。それは全て、大勢の人が私達に協力して支えてくれたからなのですね。そんなことを思うとこのフェアウェルパーティー、せめてこの感謝の気持ちをなんとかして伝えたいと強く思いました。

 実はこのパーティー。私達には一つ役割があったのです。それは1人1分くらいの持ち時間を使い、関係者の方々に学んだことを伝えるというもの。1分でラオスの魅力は語れない!とも思いましたが、そこは仕方がない。私はバーシーの儀式について感じたことを精一杯話しました。

 しかしその後、シニアボランティアの久貝さんが語ってくれた言葉が私には忘れられないのです。

 久貝さんは言いました。「沖縄のことを知って下さい。もっと勉強して下さい。話はそれからです」少し、恥ずかしかったです。私は何を見てきたのだろうと思いました。そうです。私は沖縄のことをあまり知りません。自分の地を知らないのに、バーシーの儀式もラオスのことも見えるはずがありません。

 久貝さんは困惑する私を前に続けます。「ラオスのことを愛して下さい」と。私はラオスが好きです。ラオスのことが大好きになりました。久貝さんの言葉は重いです。でも、それだけの想いが詰まっているのだと思います。私はその言葉をどう受け止めて、どう行動するのでしょう。きっと、たくさん迷います。沖縄のことを知ることもラオスを愛するということも簡単ではないでしょう。時間がかかるかもしれません。でも、気持ちさえあればすぐに可能なことでもあります。

 私は知りたいです。沖縄のことも、日本のことも、もちろんラオスのことも。たくさん迷って、たくさん考えてみたいです。

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 朝感じていた感傷モードも吹き飛ぶくらいの衝撃でした。私は沖縄に帰ったらやることがたくさんあります。感傷に浸っている場合では無いのです。