雑記帳

沖縄と民俗と言葉と本と

ただいま!ラオスより帰ってきました。

 

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このブログで書いたとおり7月22日から、ラオスへ行ってました。

そして、8月3日に帰国。

わずか2週間のラオス研修でしたが、衝撃的なことがたくさん。

 

例えば、各国(成田&羽田・ベトナム・ラオス)の空港だってそうです。

 日本の空港は近代的です。どこを見てもゴミは落ちていませんし、外国語対応のパンフレットもあります。しかも、羽田空港にいたってはトイレにテレビがついていました。小型画面で、エンドレスに広告が流れます。うまく考えたものです。トイレテレビがあったら、どんな広告でも必ず見てしまいますからね。

 

 次に訪れたベトナムではびっくりの連続でした。まず、入国の際に持ち物検査。軍服を着たおっさんが行います。初海外の私にはもちろん初経験のこと。少し緊張しました。テロ対策でしょうか?でも、不思議です。液体をチェックされたわけでも無く、中に入っていたノートパソコンにも無反応。何を確かめているのでしょうか?麻薬?刃物?

 何となく印象的だったのが、私の後ろに並んでいた日本人ビジネスマン。「俺達はビジネスクラスだから、さっさとしろ」だの何だの怒鳴ってました。子供に聞こえてます。周りは皆日本人だったから、私以外にも不愉快になった人もいたことでしょう。日本語だからと言ってなんといってもいいのでしょうか?のろのろペースに対して小言を言いたいのなら、英語で言えばいいのに。

 

 荷物検査を終えても、びっくりは続きます。それは荷物の違い。私の荷物は頑丈なスーツケースに入れています。何重にもなる鍵をつけ、ベルトまで巻いていました。それに比べて現地の方はどうでしょう。なんと、ダンボールに入れていたのです。思わず目を疑いました。盗まれる必要な無いのか!?そもそも何故ダンボール??まさに異文化です。でも、よくよく考えてみれば合理的なのかもしれません。ダンボールなら、安くて現地調達も簡単。しかも軽い上にサイズだって多種多様。盗まれたら困るものは手荷物で持てば済む話。というか、ダンボールの荷物よりも金目がありそうな日本人スーツケースの方が泥棒からは狙われそうです。

 ずっと彼らを見ていると、重い荷物を引っ張る私はどこか滑稽で、気軽な彼らが羨ましく思えるのでした。

 

 そしてラオスの空港。はっきり言ってしょぼいです。ガランとしていて人も少ないですし、店舗の数も10件満たないです。そして何より薄暗い。なかなか気づかなかったのですが、電気がついていないのですよね。途上国であることを考えたら、そんなものなのでしょうか?思わず笑ってしまったこともありました。なんと、国際空港の時計が止まっていたのです。飛行機の時間のこともありますから、時間には敏感にならなければならない場所で、時計が壊れている。いかにもラオスです。

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 ラオスの空港のことを散々書きましたが、嬉しかったこともありました。それは入国審査官に言われた一言。「こんにちは。美しいですね。楽しんで」彼からしたら、日本人が居たから知っている日本語を並べただけのことでしょう。でも、それだけで単純な私はラオスという国に歓迎された気分になりました。因みに出国の時も同じようなことが。ラオスの穏やかな国民性を表しているのだとしみじみ思いました。いいですね、ラオス。

 

 私が結構好きなブロガーにちきりんさんがいます。彼女の著作『世界を歩いて考えよう』にこのような文章がありました。

社会派ちきりんの世界を歩いて考えよう!

社会派ちきりんの世界を歩いて考えよう!

 

空港はその国の玄関口であり、その国の勢いを世界に示す最初の場所です。

 このあとは、今のみすぼらしい成田空港こそ今の日本経済の勢いを表しているといった内容が続きます。

 しかし、田舎っぺの私には成田空港の近代的な所ばかりに目が行き、ラオス研修の最中は何度もあの空港のことが思い出されるのでした。

 

 最後に、しょぼいと書いたラオスの空港。建物だけは綺麗です。疑問に思っていたら、やはり日本の支援で作られたのだとか。

 

 

 

編集後記

まじめなレポートは県のページ「おきなわ国際人材育成事業

http://oicyouths.info/

に毎日たくさん投稿していたので、良かったら見て下さいね。ここでは県のページでは書けなかったモロモロを振り返りたいと思います。

 

 おきなわ国際人材育成事業のリンクが切れていたみたいです。教えてくださり、ありがとうございます。アドバイス通り訂正することができました!