雑記帳

沖縄と民俗と言葉と本と

11月16日 調子のすぐれない日

 

 今日はどうやら調子が悪い日。そういう日って訪れてしまうものだ。

 頭がぼんやりしているわりに、蛍光灯の光が痛くて、少しの音が胸に響く。神経が過敏になっている。何だか喉の奥が詰まっているようだ。

 

 不安になるからこうしてブログに書いちゃうんだけど、(少しの見栄でツイッター連携はしないことにする)脳が騒がしい日ってない?私にはある。考えがまとまらないくらいなら可愛いものだけど、昨日はそれで寝るに寝れなかった。身体は本当に疲れているのに。

 

 

 そういう時、例えば夢なのか起きているのか分からない状況がやたらと続く。本当に浅い眠り。金縛りにあったりもする。夢か現実か区別がつかない感じで幻聴聴いたりするからまじでこわい。

 そこまでヘビーなのは大学に入って生活が落ち着いてからは減ったし、台湾ではまだ来てない。昨日の夜はそれの軽いやつ、眠りに落ちようかという瞬間に身体がびくってなって目が覚めてしまったり、かなり浅い眠りを繰り返していた。うーん、つらい。

 

 前日に遊園地で遊び過ぎたのが悪いのか、月のものの前であることが悪いのか、そういう日が来ることに対して原因追及はたいてい無駄なんだけれども、堂々巡りが止まらない。

 

 でも私はもう21。こうした不調があるっていうこととも大分付き合ってきたし、こうした調子の悪い日をどう乗り切るかが肝なんだ。

 

 なので、今日の一日をまとめるよ。

 ちなみに先に言っておくけれど、私はここで最大の誤りをおかしています。そういうダメな日こそ早めに寝るべきなんだけれど、このやたら調子悪い脳を眠るモードにすることができなくてブログ書いているということ。

 

 今日は7時半に起床。8時10分から中国語の中間テスト。出来は口試に引き続いて、かなり微妙。問題自体、そんなに難しくなかったけれど、不安な答えが何問か。8割はあるかな。でも台湾に来てから9割をまだ切ってないので、ちょっとそれは悔しい。うーん、そうやって書くと結構嫌味な感じになっているけれど、台湾大学に来ている留学生って基本的に優秀な人が多いので、こういうテストの平均点はかなり高い。にわかなプレッシャー。まじめにやっていればいいんだけれど、最近集中できないからなあ。

 

 9時半には朝食(サンドイッチ15元)を買って帰宅、サンドイッチとコーヒー飲みながら映画を観るつもりだったけれど、調子の悪さを補填すべく、寝直すことに。

 

 ただ、そういうときって夜寝れなかったから調子が悪いわけで、そう都合よく寝れるわけないんだよね。ひたすら横になっておく。私の部屋は9階なのに、やたらと草刈り機の音が響く。延々と。草刈り何時間やってるんだ、寝れんと思っていたけれど、この音は本当か分からなくて、ちょっとホラー。

 

 調子が悪い時って本当に何にもできないよね。光はしんどいし、音楽も聴けないし、本も映画もダメ。目が文字の上を滑るし、集中なんてできっこない。でも身体の調子が悪いわけではないから、寝ておくのもなかなかできなくて。生命線はツイッターのみ。うだうだしているうちに15時。時空が歪んでいる。朝食に買ったサンドイッチを食べそこなったことに気づいたから、そそくさ食べる。でも、胃が食べ物を欲していない感じ。調子が悪いとすぐにこうだ。生理的欲求さえ消える。やばいやつ。それでも無理に食べていると、口の中で「ジャリ…」という感覚がする。卵の殻が入っていたみたい。これで完全に冷めた。

 

 ベッドの上に逆戻り。さすがに一日をこれで終えるのはきついから、お気に入りのカフェで手紙を書くことにする。台湾にはこだわりのカフェが多い。私の住んでいる公館は学生街だから、古本屋も、本を読むのにぴったりなカフェも多くて最高。カフェのお姉さんとオール中国語で少し話した。最近、街で英語を使われることがほぼ無いなってことに気づいてちょっと嬉しくなる。こだわりのドリップコーヒー(ドリップコーヒーは中国語で沖水咖啡)とホワイトチョコのスコーン、120元。少し高いけれど、無理にテンション上げて何か食べたいので、良いってことにする。お金で何とかなることは頼ってしまう、これが調子悪い時の鉄則ね。そうしてお金を使うことに罪悪感を抱いちゃだめ。

 つくばの友達、ドイツの友達に手紙を書く。本当は前から書いていたけれど、宛名を足したり、郵便に出すまでの最終調整をする。

 

 調子悪い時の鉄則その2、できる簡単な作業を済ませてしまう。あんまりできないことばかりだと、それはそれで落ち込むので、できることをコツコツと。そうしていると少し調子が良くなったので、そのまま郵便局に切手を買いに行くことにする。日本まで10元、ドイツまで12元。なんと日本国内の切手(はがき52円)より安いんだからびっくりする。台湾は文通が趣味として結構生きているらしくて、記念切手も盛んだし、郵便局も多い、売っているポストカードの数もかなりある。嬉しいね。ちなみに、10元の切手はドラゴンフルーツの絵柄。南国っぽくて台湾らしい。そのため、日本に居る友達に手紙を送る際には、いつも台湾の暑いこの空気も一緒に届けーとか思いながら、切手を貼る。

 

 できることをコツコツ済ませていくのは気分が良いので、調子に乗って夜市を散策。最近お気に入りの台湾式タコ焼き(45元)を買う。コンビニで炭酸飲料(20元)も買って、映画観る準備は完了。

 

 

 山田洋次監督の『母と暮らせば』(中国語で我的長崎母親)を観る予定だったけれど、まあ無謀でしたね。40分まで観て、あまりに集中できないからまた今度観ることにする。そういう時って内容は全然頭に入らないのに、やたら泣けるのは何で?いや、まじで脳がバグっているの??今年の春、同じ感じで夕日を見て泣くやつをやってしまったよ。

 本当は筑波大学の方から出ている博物館実習レポートも終わらせたかったけれど、無理に決まっていた。

 

 代わりにブログを書いた。やっぱり内容がないってことを恐れずに、ぼちぼち書くことを大切にしたい。そういう積み重ねの方って意外と重要で、内容がないと思っていても、後になったらそういうものこそ愛おしくなるのだから。そう思うと、ブログは非公開でやった方がいいのかな。うーん。

 

 本当に謎なんだけれど調子悪い日にものを書くと、ほんの少し楽になるんだよね。できればタイピングでものを書く方が良い。手書きだと文字を書くスピードと、考えるスピードが合わなくて、脳がバグるから。(本当にバグる。今書いている漢字と次に書こうと思っている漢字がくっついたりして大変、冷静になったらヤバいなこれ、伝われ)毎日繁体字を書いているから、そろそろ日本の漢字と繁体字が混ざりそうっていうのもある。

 

 そうしているうちにこんな時間だ。ところどころ時空が歪んでいる。

 さっさと部屋を片付ければいいのに、なかなかそれはできない。やる気がでない。今まで私が部屋を片付けられないのは、モノが多いからと思っていたけれど、そうじゃないようだ。台湾に持ってきているものはそんなに多くないのに、部屋は大混乱を極めている。相部屋との共同スぺ―スには絶対にものを置かないぞと決めているので(頭里前)それはぎりぎり守っている。

 

 あと、そういうダメな日ってさっさとお風呂に入るべきなんだけれど、それもなかなかできないよね。何でだろうか。今日みたいなかるーい感じじゃなくて、本当にダメな感じに陥っちゃうと、まじで社会的活動が無になる。毎年どこかの時期で無になってる時がある。ルームメイトもいて、出席が厳しい台湾でそれをやると死ぬ。

 

 うーん、どうしたらよいのだろうか。

 因みに去年も11月末に死んでいるので、まだまだ元気なここらで何とか上向きにしたいところですね。最低限、食べることと寝ることをクリアしないと。来週には母が台湾に遊びに来る。楽しみじゃないわけではないけれど、同時に色々大変だろうから、どっかーん期が来ないように注意。

kinokonoko.hatenadiary.jp

 

 私は経験知でどうにかしますよーと思いつつ、こんな時間まで起きているからもうダメですね。いや、ダメと思うからダメであって、ダメと思うことがもう既にダメだ。

うーん、少し眠くなってきたのでミラーレスカメラの充電だけやって、さっさと寝よう。明日はサイシャット族のお祭り。楽しみ