色んな友人と会って喋った11月!
多忙のピークは過ぎ去ったとはいえ、毎日のように人と会う約束があったので割と忙しかった気がする。誕生月でもあるので、たくさん祝ってもらって、嬉しありがたき月でした。
食べたもの
首里の「語い処 みるく世果報」にて、スンシーイリチ―のセットを食べた。スンシーとは筍のこと。わたしはこのスンシーが好物なんだけど、沖縄以上に食べる機会があったのが台湾だった。ちなみに台湾でよく話されている台湾華語でも「筍絲」と書き、スンシーに近い発音をする。このセットはほかにもイナムドゥチやミヌダルなどがついてきた。どれもかつお出汁で丁寧に味付けされており、家庭料理とはまた違った沖縄料理が味わえるので、沖縄の人にも沖縄ファンの人にもおすすめ。
お店の人が好意で出してくれた、ハンチュミ(肉でんぷ、豚うで肉の佃煮)。琉球宮廷料理の一つで、幻の琉球料理ともいわれる。沖縄料理(琉球料理)は何でも食べるよう、色んな情報を得られるようにと心がけている私も初めて知った料理だった。噛めば噛むほど旨味が出てくるタイプの美味しさで、泡盛と合いそう。
毎年恒例のハリーポッターコラボラテ。わたしはパンプキンパスティラテを頼んでみた。ただ甘いだけでなく、シナモンの風味もあったのが良かった。
小学校からの友人家族に誕生日パーティーをしてもらいました!!ありがとう、ほんとうにありがとう!!生誕を祝福されるの、存在を大きく肯定してもらえており、いくつになっても嬉しい。ちなみに今年で27歳になりました。自分の体感年齢は25歳なので、全然27歳って感じがしない。コロナで失われた2年の記憶がすっぽり抜けており、その分の歳もどこかでどこかで追いつくのだろうか。
誕生日当日は母と一緒にフグとすっぽんのコースを食べました。念願のフグ。フグって毒があって免許制にすらなっているのに、それでも食べようという情熱がすごい。この話を職場でしていたら、みんなに「それほど美味しいってことだよ」と言われた。そしてそれほど美味しかった。でもすっぽんはフグ以上に出汁に深みがあって美味しかった。
那覇東町の「福飯」というお店なんだけど、わたしと母以外は中国(台湾)人ばかりで、やっぱり外国人からしたらフグって珍しいよねって思った。ふぐを捌く場面なども見せてくれるし、ふぐ免許などについても教えてくれるし、知識としても楽しいお店でした。
大学の友達が10日間ほど沖縄に泊まりに来てくれた。到着したその日に北谷に行って「CHICKEN&PAPA」のブリトーを食べた。英語メニューしかないようなお店で、ちょっとドキドキした。今まで食べたブリトーのなかで一番美味しかった。
母とやんばる遠足へ。本部町伊豆味の森の食堂 smile spoonでコースを食べた。名前のとおり森のなかにあるレストランで、沖縄の古民家を洋風に改装してるんだけど、これがまた素敵!なんとなく『西の魔女が死んだ』のような空気感を思わせるレストラン。
友達が沖縄に遊びに来てくれてるのに、仕事が忙しくてなかなか一緒に食卓を囲めなかった。そのぶん、朝の時間が大変貴重で、朝ごはんの開拓に努めた。友人には沖縄の色んな顔を知ってほしくて張り切った。
写真は栄町市場の出汁ダシの朝ごはん!友人はかちゅー湯を頼んだ。沖縄といえばかつおだしだと思うので!
こっちは沖縄第一ホテルの朝食!ずっと前から知ってて、『いつかティファニーで朝食を』にも出てたのでさらに気になっていた。器やテーブルメイクなどにも気を配っており、沖縄の島野菜をいっぺんに食べることができる。最初は食べきれるかなと心配してたけど、意外と量が足りなかった。
こちらも大学の友人と行ったジミーのバイキング。沖縄らしさとしてジミーを紹介しながらなんだけど、実はわたしもジミーのバイキングは初でした。しょっぱめのチキンとブイヤベースとケーキを繰り返し食べて、全種類制覇した。しかもそのうえでジャーマンケーキも持ち帰ったのでお腹はち切れるかと思った。
ジャーマンケーキ、沖縄にしかないらしいね。
誕生日パーティー第3弾!こっちは高校の友人と!もうほんと、大感謝!那覇市久茂地のラス トレス ラマスにて。わたしの要望でスペイン料理に行ったよ。スペイン料理屋さんは実ははじめて。ワインが非常に合う料理ばっかりだった!写真はマッシュルームのハム詰め。フランスパスを無限におかわりさせてもらえるので、オリーブオイルをたっぷり堪能した。
誕生日プレゼントもたくさんもらって、本当にありがとうね。わたしが極度の寒がりなので大体があったかグッズで笑った。おかげさまでぬくぬくしてます。
大学の先生方が来てくれ、ごちそうしてくれた。イラブチャーのマース煮。おもろまち駅近くの「新」というお店は、泡盛飲み放題の種類は豊富だし、マース煮を出してくれるので、結構行く機会が多い!
いやあ、それにしたって、自分の仕事を先生方が観に来てくれるってむず痒く、幸せなことだなあと思う。先生方に恥じない仕事をしなくちゃ。
大学の友人たちが2泊3日で来てくれた!10年ぶりの沖縄らしいので、王道に美ら海水族館に行き、恩納村のリゾートホテルに泊まったよ。
今回も自分の仕事が忙しくって旅程を変更させてしまって申し訳なかった……。王道ルートもまわりつつ、わたしの研究対象が見たい!とも言ってくれたので、卒論修論を書いた聖地へも一緒に行った。神様に手を合わせて「わたしの大好きな友人たちです、沖縄まで来てくれました」って報告できてよかった。
月末は長野・大阪出張へ。たまたまだけど、8時ちょうどに新宿駅を出る特急あずさに乗ったので、名曲を思いながら食べた駅弁。わたしも上京(つくばだけど)し、地元に帰ったので、狩人の「あずさ2号」は大変染みるのであった。都心から東京郊外、そして山を抜けて松本へ走るあずさ、かなりいい路線でした。
長野で食べたそば!間違い無しの美味しさ。
こっちはホテル併設の定食屋さん。
映ってないけど、山賊焼きもあるよ。味噌や野菜が美味しかったからか、「和食」を食べてるなあ〜って思った。というか、普段食べてる「和食」ってだいぶ沖縄ナイズされてるよなって思う食材の使い方だった。沖縄でなす田楽とか出す定食屋さんとかないし。
長野から大阪へ向かうなかで乗り継ぎのあった名古屋駅で駆け込んだきしめん。名古屋駅ホームで食べるきしめんが一番おいしい。
伊丹空港で食べたうどん!蕎麦文化圏からきしめんを通ってうどん文化圏に来たなって思った。
1ヶ月の食の記録を見返して思うけど、わたしは食文化が大好きなんだよね。食べることそのものも好きだけど、土地のものを土地の背景と共に楽しくいただくのがまたたまらん。
観た展示(プライベートのみ)
博物館や美術館の展示をいろいろ観る機会があったけど、ここではあえて休みの日やら昼休みに観に行ったものだけ挙げる。
海洋博公園内おきなわ郷土村
見てよ!!この茅葺きの綺麗さ!次の密かなる関心のひとつに茅葺きがあり、郷土村へ脚を運んだ。海洋博公園って美ら海水族館以外もかなりすごい。沖縄といえば赤瓦のイメージかもしれないけど、庶民の家屋に赤瓦が敷かれた歴史はそう長くなく。茅葺きの民家が観られる施設はかなり貴重だと思う。
松本民藝館 常設展
こちらは昼休みに自転車を必死に漕いで行った。いつか全国の民藝館を制覇するのが目標。
沖縄のものもたくさん展示されてました。紅葉の松本で出会うと、色彩の鮮やかさにハッとさせられる。
企画展「客家と日本展」
台湾客家が中心の展示。中国大陸の客家については土楼について紹介があった。
特別展「吟遊詩人の世界」
世界中をフィールドとしている研究者がたくさん居るみんぱくらしい展示だなと思った。以前言語をテーマにした展示を観たときも思ったけど、モノ以外の文化を展示する手法も勉強になるなって思う。
読んだ本とか
民藝の教科書シリーズ、読みやすいうえにしっかりと取材されており、気に入っている。
いま一番の熱量で追っている漫画かもしれない。描くことの怖さ、わかるよ、わかる。わたしの場合は書くことだけど。大学生の頃、エスノグラフィーのもつ暴力性にビビっていた。勝手に何を言えるんだ?という思いは今もある。でも、でも、それでも書くんだという思いもある。
あとはワラザンについての文章を読んでいた。プライベートでお願いされた原稿があり、藁算についてちょっと勉強した。
そのほか
●整骨院に通うようになった
超多忙な時期を過ごしたあと、身体をあまりに疎外してたのではないか?と思ったり、友人たちに色々心配されたこともあり、整骨院に通うことになった。かなり姿勢が悪いので毎年「猫背を治す」を目標に掲げているが、ようやくどうにかしたいと本気で思った。
思い切って3ヶ月のフリーパスを買った。ネットではフリーパス制の整骨院についていい評判がないけど、結果としてはフリーパス制じゃないとわたしは通えなかっただろうなと思う。身体に対しての感覚がどこか鈍いのかもしれなくて、「痛いですか?」「変わりましたか?」に対してあんまりピンと来ないんだよね。ただ、疲れてる。身体について意識を持ってこなかったので、語彙が足りてない感じがする。
1ヶ月8回通うのを目標にしている。1ヶ月目の感想としては、冷えがマシになっている気がする。今年は今までより寒さに強くなっている。指圧で結構が良くなってるから?偏頭痛もしなくなった。
姿勢についてはよくわからないけど、通うことで意識している分、多少は良いかな。
●スマホを置いて久高島に行った
スマホを忘れたのはほんの偶然だったけど、スマホがなくても困らなかった。
まとめみたいなもの
仕事に追われてた夏を超えて、実りの秋であった。たくさん褒めてもらえて、たくさんいい思いして。ありがたい。たくさんの人が沖縄に来てくれて、わたしが沖縄の外に行く機会ももらえて。全部ありがたい。でもそれってわたしが健康に居るからこそ成立するものであるということをしっかりと知っておく必要がある。
そういう意味では自分の恒常性みたいなものの凄さを感じた1ヶ月でもあった。夏の頃の限界状態(すぐに泣いてしまう、気分の浮き沈みがかなりある)から、ようやく本来の自分に戻れたなっていう感覚がある。