2015-01-01から1年間の記事一覧
旅行の次の日や行事の翌日が私は好きだ。昨日まですっかり浮かれていたみんなが、すっといつもの顔に戻る日。あの日あんなにも輝いていた太陽も、いつもの気温に戻っている日。そんな日は非日常と日常の境界線がくっきりと見える。私だって、同じようなこと…
文具☆愛~第五回手紙~ ポストに手紙が入っているのを気づいた時、私の心は弾む。それが手書きのものだったら、なおいっそう。反対に手紙をポストに投函する時、私の緊張は最高潮となる。本当に届いてくれるのだろうか。書き直したい、でも伝えたいことはも…
文具☆愛~第三回ノート~ 私はノートに無限の可能性を感じる。白紙のノートを手に取り、このノートを埋めることを考えるだけで、たまらなくワクワクするのだ。 私はノートの一ページ目を使うことに躊躇する。だって、もったいないではないか。一ページ目とい…
文具☆愛~第二回学習の記録~ 忘れてならない学習の記録。私はすっかり忘れていた。高校入学時から常に書くよう指示されているはずのアイツだが、なかなか習慣にならないものだ。 学習の記録とは、時間管理がしやすいバーチカルタイプの手帳である。そこに何…
文具☆愛~第四回シャープペンシル~ これまで手帳・学習の記録・ノートと書かれる文房具を題材にしてきた『文具☆愛』。今回は書く文具に焦点を当ててみようと思う。 私が一番触れている文房具といえば、シャープペンシルだ。あの子が居なければ、何も書けず,…
文具☆愛~はじめに~ 私が身の回り品について語るとき、真っ先に思い浮かぶのが文房具である。私は現役の高校生だ。毎日何かを書いて、その度にまた何かを消して、過ごしている。そこに書かれたものは、数式や落書きだったり、はたまた大切な手紙だったりと…
文具☆愛~第一回手帳~ 私が肌身離さず持っているものといえば手帳である。そして、手帳には何でも書く。テストの点数から、友達が発したダジャレまで、何でも私の手帳には記されている。まるで私の脳みそのようだ。しかもそれだけではない。私の手帳最大の…
9月19日。この日は明治時代を代表する文学者の一人である正岡子規の命日、通称糸瓜忌だ。私は正岡子規のことが好きだった。高校の教科書にある「いちはつの 花咲きいでて 我が目には 今年ばかりの春 行かんとす」この短歌に私の心は奪われたのだ。晩年詠ま…
一学期中間テストを終え、私は思った。「とかくこの世は住みづらい」意訳するとテストの結果が散々であり、少し旅に出たいということになる。そういうわけで、今回の文学碑巡り第三弾は、名護まで遠出してきた。しかも一人でである。 文学碑巡りとは、各地に…
文学碑巡り 第2弾~波の上宮編~ 三学期修了の日。この日は授業が午前中のみだった。しかし、一年間過ごした教室をあとにするのは何となく名残惜しかった。翌日から春休みが始まるのだと思うと、そのまま帰宅するのが寂しい気がした。かと言って、立地条件…
文学碑巡り第1弾~那覇の文学碑~ ある冬の日。私は友人とある計画を企てた。それは「文学碑巡り」。那覇市を中心に沖縄県に点在する文学碑を巡る、という単純なものだった。地図を頼りに歩いて文学碑を探す。そこにはちょっとしたハプニングやそれに伴う感…
もうすぐ12月。本屋の手帳コーナーはまだまだ賑わいを見せています。手帳を書くのも読み返すのも大好きな私ですが、ここ数年は手帳コーナーを素通りしています。と、言うのも私はほぼ日手帳を使っているからです。 ほぼ日手帳のガイドブックに載るような、丁…