今の国語の授業がこれ。
「文章を書き、ものの見方や考え方をふかめるには」~『手紙』を批評する~
「これから、それぞれの人生を切り開いていくうえで、『15歳の今』を考えることは大切である。ここでは、アンジェラ・アキの『手紙』の批評文を書き、友だちと読み合って、自分自身を見つめなおそう」
以上教科書より引用。
とのことで、
- 「15歳の定義」を書き、自分のものの見方や考え方を確認する
- 詩を分析し、「メッセージ」を読み取る
- 「批評の切り口」を決めて、文章の構成を考える
- 自分の考え方を文章で記述する
- 書いた文章を読み返し、友達同士で読み合う
- 学んだことを生かして、批評文を書く
の6段階で批評文を書いていくようだ。
中学生にも楽しめる授業を目指していることは、十分に伝わってくるのだが、アンジェラ・アキの『手紙』を批評するというところがつまらない。あんな「THE青春の悩み」という感じの曲は聴く分にはいいけれども、批評するとなると気恥ずかしい。
前書きが長くなったが、今日は授業の1段階目「『15歳の定義』を書き、自分のものの見方や考え方を確認する。」が面白かったので、ここにまとめてみたい。
まずはじめに、先生が用意したプリントに15歳とはどのような年なのか、自分なりに定義し、書いた。
私が書いた15歳の定義は以下のとおりだ。
- 今までは周りに流されるまま「ただ生きていた」のに対し、15歳とは「考え、迷い、生きる」年。
- ある日は世界が色鮮やかに輝いて見え、またある日は世界が突然色を失ったように見える。そのようなことがある年。
- いかに自分が小さな存在かと思い知らされると同時に、そんなことを認めたくなくて「自分らしさ」を求める年。
- 時が残酷だと感じる年。
- 成長したくない、老いたくない、何も変わらないで欲しいと思っているはずだのに、心の隅では未来を信じている年。
- 思春期まっただ中の自分さえ、アホらしく思えるとし。
- 良い意味でも悪い意味でも「15歳」
- 矛盾の年
自分でも恥ずかしくなるくらいに、思春期まっただ中な私。これだから、この課題は嫌だったのに。
次に、先生がクラス全員の「15歳の定義」をプリントにまとめ、それを見ながら考えを深めた。
我が、3年1組の「15歳の定義」は以下のとおり。
- 理想を探したくなる年
- 男女仲良くなる年
- おとぉと歩きたくない年
- ザ・青春な年
- 何をしても楽しい年
- 勉強が嫌いになる年
- はやりの服を着たがる年
- 受験とか無くていいのにとか思う年
- わくわく、どきどきにもやもやを抱える年
- 小学生に戻りたい年
- 何かに熱中する年 等
なんだ、みんなも案外思春期しているではないか!と嬉しくなったと同時に、純粋に面白かった。クラスのあいつも、こいつも、いろんなことを考えているんだねぇ。にやにや。
15歳とはやはり、思春期だ。多感な時期とも言われ、非行に走ったと思ったら、詩を書き出し、気がついたらギターを弾いている、そんな年でもある。でも、私は今までそこから先を考えたことが無かった。
だから、一度この機会に考えてみたい。もっと深く、中学生の今について。また、15歳という年を踏まえたうえで、それを考える意味も。
ここまで、悶々と書いてきたが終わりそうにないので、一旦ここで止めることにする。
この単元が終わるまで、何度もこのブログにまとめたい。
編集後記
文章力がないと常々思う。また、この話題で最後まで書ききれるかな?心配だ。