雑記帳

沖縄と民俗と言葉と本と

日記:8月17日 先生と会った

久しぶりに日記が書きたい。大したことを書きたいわけではなく、ただ何かを書きたい、だから日記。 7月の朝茶事とか、つくばの宿舎を退去した話とかを書く前に書こうって思うのは、今日のこと。今日のことを書きたくなったのは、高校の先生に会ったからだ。 …

近況報告:7月のこと

博物館実習から帰ってきてもうすぐ1か月かと思うと、まだ一か月なのかとびっくりする。それ程この1か月の出来事が大きすぎるのだと思う。 博物館実習直後からはじまった春ABのテストは無事に乗り切った。思うような成績じゃない科目もあったけれど(何なら、…

近況報告:まだまだ無茶しています

大学三年生になりました。 最近、何事も順調です。留学申し込みも終わり、無事に一番行きたかった、自分の実力以上の大学に留学できそう。春休みにダメ元で受けた中国語試験も合格した。奨学金ももらえることが確定。一番額が大きい奨学金も一次合格、二次面…

父の7回目の命日

今日は文章を書かないと眠れない、そんな日だ。 父親が死んで、7年になる日。 よく歴史はある事件の前と後で時代を分けることがある。戦前と戦後、沖縄復帰前と復帰後、ソ連崩壊前と後、9・11前と9・11後、3・11前と3・11後。それだけある事件を前にして生活…

成人式なんて行かなきゃ良かった、でも底に残った救いがあった

1月7日成人式があった。 私の家には従兄弟の成人式に合わせて購入した振袖が用意されていて、母は私がそれを着るのを楽しみにしていた。沖縄県南部の田舎。成人式に行かないという選択肢はなかった。 別に成人式に行くこともまんざらでもなかった。でも、そ…

高校の同窓会に行かなかった

二十歳の記念の同窓会に行かなかった。 寂しい奴だなとは少しだけ思う。でも同時に、行かないという判断ができたことに対して、自由になったんだとも思う。 母校を憎んでた。あの3年間は私が生きてきた20年で一番苦しかった3年だったし、自分の人格を全否定…

新年あけましておめでとう

新年あけましておめでとう 年末年始で沖縄に帰っている。年はいつの間にか明けていた。年を追うごとに、年末年始のわくわくが減ってる気がして悲しい。あの浮ついた空気が大好きだったのに。 今年の目標は、言葉にすること。記録すること。書くことって、や…

劇団四季 ライオンキングを観に行った(感想)

推薦休みに疲れ果ててたのが、11月末。 そこからまた学校がはじまり、ずっと走り続けてきた。いつも忙しいことには変わりないんだけれど、今回はいつも以上だった。語学検定試験を受けたり、演習発表×2を乗り越えたり、集中講義で単位を取りつつ、大量の課…

推薦休み反省

いつも雑記帳扱いしているけれど、いつも以上に自分用の記録。 7連休だった推薦休みが今日で終わる。もっと正確に言うと、私は11月19日に宗教学実習が終わってから疲れ果ててしまって、翌日の20日・21日は一コマのみ、22日の勤労感謝の日を挟んで、23日も2コ…

沖縄戦を伝え続けていくべき理由、を自分にも問いかける

写真は実家近くの海。小学生、中学生の頃、よく通って本を読んでいた。海は私の原風景で、やっぱりそこでも自分の中で沖縄というキーワードを感じる。 このずっと放置していたこのブログは、私の中の書くことが好きっていう気持ちを大切にするための場所にし…

はじめたこと、諦めたこと

今日も何だか調子が悪く、美容室に行っただけで気分が悪くなってしまった。 周りからは「病院に行ったら?」とも言われたりするんだけれど、病気とか病気じゃない以前にこういう体質だと思う。今までだってそうだったように、自分の弱いところをしっかり知っ…

書くってどういうこと何だろう

どうやら今日は書きたくてたまらない日のようだ。 何かをひたすらに書きたいという欲求は、懐かしく感じる。一方で、私は何で大学生になってから書かなくなっちゃったんだろうとか、自分の気分が落ち込んでいる時に書きたくなるって何だか皮肉だなぁとか考え…

南条あやを中心としたネットワークについて

南条あやについて思うことがあったので、大学のレポートで書いたものを貼る。文化人類学についての授業で、先生から個々人にテーマが与えられた。私は南条あやを中心としたネットワークについて、という題だった。 生きづらさ系と生きづらさを核としたコミュ…

終わりの見えないしんどい

久しぶりにブログを書く。 中学、高校時代は呼吸困難になりそうになりながら、もがくために書いていたのに、大学に入ってからすっかり書かなくなったなぁと思っていた。 第一志望の大学はとても楽しくて、民俗学や文化人類学、宗教学、文学などなど、本当に…

帰省と知名のヌーバレー

帰省した。 旧盆に合わせて沖縄に帰って来た。 去年の今頃は入試準備に追われていて大変だったし、高校の頃はそもそも夏休みが2週間程度しかなかった。だから、私は沖縄の夏を随分久しぶりに満喫している。 茨城での大学生活はとても楽しい。沖縄に帰りたい…

ほおずき市に行ってきました

7月9日・10日に浅草寺で行われていたほおずき市に行ってきた。 私が行ったのは最終日である9日の夕方だったこともあり、浅草駅を降りた瞬間から凄まじい流れの人・人・人。正直引き返そうかと思うくらい。でも、すれ違う人の中には浴衣姿の方もチラホラ居て…

袋田の滝へ行ってきました

ちょうど1か月前、18きっぷを使って茨城県久慈郡大子町になる袋田の滝へ行ってきた。 袋田の滝は、栃木県日光市にある華厳滝、和歌山県にある那智滝と並んで日本三大名瀑として数えらることで有名だ。沖縄じゃ見れない景色が見たくて、ここへ来た。私が沖縄…

大学生になりました

大学生になった。 沖縄を出て、北関東の地で一人暮らしを初めて1か月。 ずっとずっと遠いところへ来てしまった、それが今の私の正直な気持ちだ。田舎の中学生だった私が高校生になって、いろんな経験をさせてもらって、大学へ行く。このブログを始めた中学生…

ネットアイドルだった鈴木純の命日~南条あやによせて~

どうしても書きたくなったから勢いで書く。 3月30日は南条あやの命日。 南条あやはネット黎明期に現れたネットアイドルである。自らを「いつでもどこでもリストカッター」とし、日常を明るくインターネットサイトに綴った日記は人気を博した。そんな彼女は口…

卒業式答辞

私、卒業式の答辞を読んだんです。 大の学校嫌いだった私が、卒業生代表として答辞を読むなんて何かのギャグかのように思えるけれど、実は自分自身が立候補したこと。苦しんだ3年間だったから、ちゃんと言葉にして良いフィニッシュを飾りたいと思った。 卒業…

卒業しました

3月1日、私は高校を卒業した。 卒業式から昨日まで寂しさを埋めるように遊ぶことで一生懸命だったけれど、少しだけ時間ができた今、少しこの卒業について書いてみる。 この3年間は長かった。学校は大嫌いだったし、自分のこともとことん嫌ったと思う。いつだ…

読書記録をどう保存するか

学校図書館が三年生に対する貸出を終了した。本が借りれなければ、学校へ通う意味の半分は失われたようである。高校三年間お世話になった図書館を去らなければならないということに、そしていつか読もうと思い続けてきた本を読むいつかはもう来ないというこ…

文芸部誌あれこれ~高校文芸部編集へのアドバイス的な何か~その4

その1、その2、その3はこちら。 kinokonoko.hatenadiary.jp kinokonoko.hatenadiary.jp kinokonoko.hatenadiary.jp ネットを彷徨っている弱小文芸部員に捧げる文章(直接の後輩への引き継ぎ文章だったりする)いきなりだけど、続き。 編集の仕事 企画モノ…

文芸部誌あれこれ~高校文芸部編集へのアドバイス的な何か~その3

その1とその2はこちら。 kinokonoko.hatenadiary.jp kinokonoko.hatenadiary.jp ネットを彷徨っている弱小文芸部員に捧げる文章(直接の後輩への引き継ぎ文章だったりする)いきなりだけど、続き。 部誌作り 完成のために必要なもの 作品 特殊紙 製本テー…

文芸部誌あれこれ~高校文芸部編集へのアドバイス的な何か~その2

その1はこちら。 kinokonoko.hatenadiary.jp ネットを彷徨っている弱小文芸部員に捧げる文章(直接の後輩への引き継ぎ文章だったりする)いきなりだけど、続き。 企画をたてる ビブリオバトル リレー小説 百人一首図鑑を作ろう バレンタインを詠む 古典パロ…

文芸部誌あれこれ~高校文芸部編集へのアドバイス的な何か~ その1

私は地方のしょぼくれた高校の文芸部員だった。 うちの高校はいわゆる自称進学校で、部活動にかける時間は短かったけど、楽しく活動させてもらった気がする。 特に高校二年生になってからは部誌編集と部長にも任命され、あれこれ試行錯誤頑張ってきた。優秀…

桜が咲きました

桜の季節がやってきました、沖縄に。 沖縄の桜って冬に咲く。しかも、1月下旬から2月にかけての最も寒い時期に咲く。ショッキングピンクの鮮やかな色で、花が散る時は「ぼと」って落ちる。桜吹雪なんてあったものでない。 それは寒緋桜という品種だからだけ…

北の海に行こう

旅行の次の日や行事の翌日が私は好きだ。昨日まですっかり浮かれていたみんなが、すっといつもの顔に戻る日。あの日あんなにも輝いていた太陽も、いつもの気温に戻っている日。そんな日は非日常と日常の境界線がくっきりと見える。私だって、同じようなこと…

文具☆愛~第五回手紙~

文具☆愛~第五回手紙~ ポストに手紙が入っているのを気づいた時、私の心は弾む。それが手書きのものだったら、なおいっそう。反対に手紙をポストに投函する時、私の緊張は最高潮となる。本当に届いてくれるのだろうか。書き直したい、でも伝えたいことはも…

  文具☆愛~第三回ノート~

文具☆愛~第三回ノート~ 私はノートに無限の可能性を感じる。白紙のノートを手に取り、このノートを埋めることを考えるだけで、たまらなくワクワクするのだ。 私はノートの一ページ目を使うことに躊躇する。だって、もったいないではないか。一ページ目とい…